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ぱっとしないSBI欧州高配当株式に投資を続けるわけ

 去年の登場で結構話題になったものの、そのあとはあんまりぱっとしないSBI欧州高配当株式投資信託。

 私も投資していることをたまに忘れてしまうぐらい存在感がないですが、2025年も引き続き投資していく予定ですので、現状と感想を述べていきます。

 

 

SBI欧州高配当株式の今

SBI証券の画面より)

 

2025年1月10日時点で、

基準株価:10,009円(配当再投資込み:10,450円)

純資産総額:12,292百万円

配当利回り:5.56%

 

はい。利回り以外はぱっとしません。

基準株価って設定時が10,000円ですから、一年経って9円しか上がっていません。上昇率でいうと、0.09%ですが、これって信託報酬と同じ数字です。。。

また、純資産総額120億円はすごいですが、5月ごろから増えていません。増えていないどころか、一時期130億円あったところから減っています。

 

好調な米国相場に比べてヨーロッパ相場は、少しの上昇にとどまったこともありあまり注目されていないということも資産総額が増えない原因でしょうか。

 

次にポートフォリオを見ていきます。

(SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)月次レポート2024/11/29基準より)

 

 国別では、イギリス・フランスが大きく占めています。株式市場の規模から問題ないのですが、願わくばGDPでは上位のドイツの比率を増やしてほしいところです。特にドイツ銘柄って、ADRでもあんまりないですし。

 業種別では、電気通信サービス・銀行・食品飲料タバコと続きます。私の好きなディフェンシブ銘柄の割合が多いのはうれしいですね。

 このあたりは、設定当時からそこまで変わっていません。

 

投資を続ける理由

こんな感じの銘柄ですが、2025年も引き続き投資していきます。その理由として、

1 そもそも欧州株自体2024年の調子はよくなかった

  

 このチャートは欧州全体の大中小1000株以上に投資ができるETFであるVGK(ピンク)と、米国全体に投資ができるVTI(赤)を1年間比較したものです。

  見てすぐわかる通り、米国は年間で27%上昇している一方、VGKは0.68%の上昇にとどまっています。

 SBI欧州高配当株式も年間通してほとんど増加していませんでしたが、そもそも欧州全体が上昇していなかったということもあるので、しょうがないものと考えています。

 去年は米国株が調子がよかったですが、今年もそれが続くとは限りません。また欧州全体が去年調子悪かったですが、今年は調子がいいかもしれません。

 どうなるかわからないからこそ、いろんな地域に投資をすべきであり、そのための分散投資であると考えています。

 

2 あくまで欧州はサテライト的位置

 私のコア投資先は米国株と日本株であり、サテライトとして欧州、新興国の高配当にも10%ほど投資したいと考えています。

 新興国にはDEMという有望な高配当ETFがありますが、欧州で高配当ETFは利回りがいまいちなものが多く、また、日本で購入できるものもあまりありません。

 そうして欧州高配当への投資先を考えていた矢先、SBI欧州高配当が登場しましたので私のサテライト戦略にぴったしだったというわけです。

 投資信託の中には、欧州株への投資をうたうものもありますが、信託報酬が1%を超えるものばかりで全く投資対象になりません。ついては、今のところ、SBI欧州高配当に代わるいい感じの銘柄がありませんので、引き続き投資をしていくわけです。

 

 ということで、SBI欧州高配当株式への投資を続けていく理由でした。

 あくまでこれより欧州に投資できるいい感じの銘柄がないという消極的な理由での投資になりますので、もっとよい銘柄が登場すれば遠慮なく乗り換えます。また、純資産総額が伸びていないという懸念も当然あります。

 このまま純資産総額が100億円を切り、さらなる減少が続けば、もしかしたら乗り換えという選択肢も思い浮かぶことになるかもしれません。