グーグル、アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、最優といってもいいほどの銘柄があるハイテク株の中で私がIBMを選んだ理由を説明します。
IBMを選んだ理由
① 高配当であること(11月現在で5.68%)
② 配当貴族であること(増配記録は26年目に突入)
➂ 配当権利確定月が2,5,8,11月であること
④ なんとなくすごそうだから
正直 最後のよくわかんないけどなんかすごそう(小並感)があって 購入に至っています。
① 高配当であること(11月現在で5.68%)
fireに向けて必要なことは、安定した高利回り銘柄を買い進めること、その中で5%を超える利回りはかなりの魅力を放っています。
しかも、5.68%ということは、税引き後であっても4.5%を超える利回りを維持できることになります。(日本での税金のみを考慮)
投資を始めたころは、税金ということにあまり目がいきませんでしたが、いざ配当金を受け取り始めるとこの税金の痛いこと痛いこと
fireをするために有名な4%ルールを配当利回りで達成するためには、投資金額の4%を受け取れるかということが重要であり、利回りの%も税で引かれた後のことを考慮することが大事だと思います。
対して、グーグル(0%)、アップル(0.69%)、アマゾン(0%)と他の有名銘柄は、まったく配当を出していません。これは利益を株主に還元するのではなく、設備投資に積極的に向けることで業績向上とそれに伴う株価上昇を目指していることのようです。
ハイテク株としては当然で単純な譲渡益を目指すのであればこちらの方がよいのでしょうか、今のところ譲渡益をリスクを覚悟してバシバシ稼いでいくという考えはないので、購入はしませんでした。
② 配当貴族であること(増配記録は26年目に突入)
26年にもわたって増配をしてくれている企業で、直近5年間でもっともEPSが低迷した2017年であっても増配を行ってくれています。
年 | 希薄化後EPS | 1株当たり配当 | 配当性向 |
2015 | 13.42 | 5 | 37.3% |
2016 | 12.38 | 5.5 | 44.4% |
2017 | 6.14 | 5.9 | 96.1% |
2018 | 9.52 | 6.21 | 65.2% |
2019 | 10.57 | 6.43 | 60.8% |
利益が減少した年であっても、無理のない範囲(配当性向96%はだいぶ無理といえますが汗 その後は業績回復してるからセーフ)で増配している点はかなり好印象です。
業績がひどいときでも株主さんは大事ですよ見捨てませんよ感が出てて好きです。(日本の会社はもっと見習ってほしい)
配当性向が60%前後というのもよきです。そりゃ財務の健全性なんかを考慮すると30%とかがベストなんでしょうけど、高利回りでそんな株を見つけられたことがないので、このへんがちょうどよい感じがします。
➂ 配当権利確定月が2,5,8,11月であること
この理由はほかの投資家さんではあまり聞きませんが、私は権利確定がいつか、配当がいつ振り込まれるかという点も重要視しています。
その理由が毎月配当がほしいから!です。
現在、米国株で投資を集中しているのは、高利回りETFで有名な、VYM、HDV、SPYDですがいずれも権利確定は3,6,9,12月です。
そこで、個別銘柄を買う際には、1,4,7,12月 2,5,8,11月のものを探しておりました。
米国株では配当が振り込まれるのが権利確定の約1か月後(さらに早い銘柄もある)なので、月始めの権利確定と月終わりの権利確定とかで組み合わせればいいんでしょうけど、めんどくさいので月単位でしか見ていません。
④ なんとなくすごそうだから
はい。これが一番の理由です。最近ようやく「2001年宇宙の旅」を見たんですよね。そこで「HALすげえ!HALの元ネタのIBMもすげえ!」となってIBMいいんじゃね?となりました。それに学生時代に「STEINS;GATE」にどはまりして三日でプレイ時間が50時間になるくらいまではまったんですが、そこでもIBM5100が出てきて「IBMってなんかすごいじゃん!」ということが刷り込まれていました。
素人感がとてつもない理由ですが、なんかよさそうなイメージをもっていたからこそこの会社の業績とかもろもろを調べる気になったわけなのでそんな理由でもまあいいかなと思っています。(この「なんかよさそう」のイメージを具体的に数値で示すことができるようになれば一人前の投資家と呼べるんだなと思う日々)
IBMに対する不安
といっても、IBMに対して楽観視ばかりはできません。それは
株価の低迷 です。
このように2011年からいままでゆるやかな減少をたどっています。
幸い私は最近の急落時の114ドル付近で買えたので含み損はあまりありませんが、このまま減少を続けるのであれば、高利回りといえども資産が目減りしては意味がありません。
この低迷はひとえにマイクロソフトの覇権やグーグルの登場などの新しい波についていけず業績が下がっていることが理由でしょう。
しかし、最近では人工知能やクラウドの分野に注力し、特にクラウドは7-9月(第3四半期)決算で前年比19%増加し、コロナのご時世で今後もクラウド分野の発展は見込めることから復活の兆しが見えてきました。
株価が割安かどうかの指標であるPERも現在は約10倍なので、基準といわれている15倍を下回っており、どちらかというと「売られすぎ」な銘柄だといえ、今後は業績の回復とともに株価も上昇していく可能性は大いにあると考えています。
まとめ
生き返れ IBM!